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鍔山英次さん写真展「多摩の鼓動」を見てきました。 [インフォメ-ション&レポート]

鍔山英次さん写真展(武蔵野会写真展)、「多摩の鼓動」の初日。
西新宿のヒルトンホテルの地下街のアートスペース、ヒルトピアに行ってきました。

今回の武蔵野会写真展「競演」は、鍔山さんの前回の写真展(2009年)「暖流・異彩」の延長線上にあるとのメッセージでしたが、私が見逃してしまった前回の「暖流・異彩」の作品群が今回も展示されており、まずは大感激。

鍔山さんといえば、野川の川霧をずっと追い続けてこられた写真家ですが、「暖流・異彩」は、多摩川の多摩大橋付近の川霧と、東京湾の蜃気楼を捉えた作品群です。

多摩大橋のそばには、多摩上流水再生センターと八王子水再生センターがあり、そこで浄化された水温の高い再生水が上流からの冷たい水に合流して深い川霧が発生するのです。
霧の中に浮かぶ多摩大橋はまるで浮橋のよう。この幻想的な風景は、新しい時代が生んだ新しい水風景であり、変化し続ける自然の「いま」なのだというメッセージが伝わってきます。

東京湾の蜃気楼の写真も衝撃的でした。
閉鎖的内湾である東京湾に、水温の高くなった都市河川の水が流れ込むことによって海水の温度が上昇し、大気圏のコントラストが攪乱されるために、東京湾で蜃気楼が見られるのだそうです。

そして、今回の鍔山作品の撮影場所も多摩大橋付近。
河岸の建物や八高線の線路をも隠してしまう深い川霧は、「夜明け前からここに立っていると現れるよ」と鍔山さんが教えてくださいました。
霧につつまれた黎明の空に真っ黒いカワウの群れがあらわれます。そこには、翼の白いダイサギも混じっていて、多摩大橋の上で旋回します。

これらの作品群を前に、鍔山さんのお話をうかがうと、なんとこれは、カワウとダイサギが共同戦線をはって繰り広げられる狩りを捉えた写真だったのです。
川に潜って魚を追い詰めるカワウに対して、サギは川に潜ることができないので浅瀬にいます。そこでカワウが追い詰めた魚を突いて捕え、サギの攻撃から逃げまどう魚をカワウが捕える。
その狩りのための布陣が敷かれ、中には号令をかける親分もいるのだそう。

川霧の中のカワウとサギを撮影しながら、「これは共同の狩りではないのか」と鍔山さんが気付いたのは昨年のことだそうで、そのような習性があることをインターネットで調べて確認されたのだそうです。
写真展チラシの一番上の写真は、そうした作品群の中の一枚です。

写真展は8/14まで。
ワタシ、鍔山さんの写真の大ファンで、写真集や著書はほとんど持っているのですが、大きな版の実物写真は凄い迫力です。
会期中にもう一度、うかがいたいなあと思っています。


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 武蔵野会写真展「多摩の鼓動」  
大森隆一
葛城直文
白井豊子
鈴木守
福田一美
鍔山英次

2012年7月25日(水)~8月14日(火)
ヒルトピア(ヒルトン東京B1F)アートスクエア
会場時間=10:00~18:00(初日13:00~18:00 最終日10:00~15:00)
入場無料

多摩の鼓動チラシ.jpg

ヒルトピア(ヒルトン東京地下1階のアーケード街)
http://www.hiltopia.com/access/
.電車
地下鉄丸ノ内線「西新宿」駅より連絡通路利用徒歩2分
地下鉄大江戸線「都庁前」駅より連絡通路利用徒歩3分
.シャトルバス
新宿西口京王デパート前21番乗り場よりシャトルバス.
ヒルトピア フロアマップ
http://www.hiltopia.com/floor/

<『競演』鍔山英次 作品展>写真展について、鍔山さんからのメッセージです。2012年7月
鍔山さんメッセージ「競演」作品展.jpg

<写真展「暖流・異彩」(2009年)によせて>川霧に魅せられた鍔山さんからのメッセージ。2012年7月
暖流・異彩メッセージ.jpg


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